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知っておきたい!建築工法の基礎知識【資産家の知恵袋】

2018.05.01

 副収入を得るためにサラリーマンであってもアパートを建てると言うことが珍しくなくなってきた昨今ですが、そのような際の関心事は「利回りはどのくらいか」「いくら儲かるのか」という部分に偏りがちになると思います。

 十分な利回り、利益を得るには、なるべく高い賃料で、空室率を極力下げて賃貸することが求められるのは当然のことですが、同時に初期投資である建物の建築費を過大にしないことも求められます。建物の建築費は、その建物の構造、工法に大きな影響を受けます。では、具体的にはどのような構造、工法があるのでしょうか。

 構造は大きく分けて木造、鉄骨造(S造)、鉄筋コンクリート造(RC造、SRC造)の3種類に大別できます。これら3種の構造の中に、いくつかの工法が存在します。

1 木造
 木造の工法の代表例としては、在来工法(軸組工法)と枠組壁工法(2×4工法)があります。

①在来工法(軸組工法)
 在来工法は、古くから日本の建物を建築する際に利用されてきた工法です。現在でも、日本の住宅の約8割は、この工法で建築されています。古くから用いられてきた工法ということで、日本の風土に合った工法ですし、レイアウトの自由度も高いことから、敷地の形状などに合わせて間取りを柔軟に変更できるという特徴があります。
 他方、構造指針があいまいになりやすく、工務店や大工の腕前により仕上がりにバラツキが出やすいという欠点があります。結合部の施工が悪いと将来きしみ・傾きなどの欠陥が表面化することもあります。

②枠組壁工法(2×4工法)
 枠組壁工法は、「ツーバイフォー」の呼び名の方で広く知られている工法で、もともとは北米で主流となっている工法です。そのため、かつては「輸入住宅といえばツーバイフォー」のようなイメージもありました。2×4インチの角材を枠で組み、合板等の板で壁を打ち付けて壁で建物を支える構造となっています。
 壁という面により建物を支えることから、在来工法よりも1.5倍から2倍程度の耐震性があります。また、部材が標準化されていることから、大工の腕前に影響を受けず、品質が安定しているという特徴があります。
 ただ、壁に大きな開口部を設けにくく、構造の自由度は在来工法よりも劣るというデメリットがあります。

2 鉄骨造(S造)
 鉄骨造は、柱や梁など骨組に鉄骨を使用した構造のことであり、軽量鉄骨造と重量鉄骨造の2種類が存在します。6mm未満のものを軽量鉄骨造、6mm以上のものを重量鉄骨造と呼んでいます。

 ①軽量鉄骨造
 軽量鉄骨造は、住宅や小規模店舗を建築する際に用いられている工法で、規格化、工業化されていることから品質が安定しているという特徴があります。
 反面、規格化されているものの宿命として、自由な設計による家造りは出来ないというデメリットもあります。

 ②重量鉄骨造
 重量鉄骨造は、ビルや高層マンションなどの大規模建築物を建築する際に用いられる工法です。木造より強度が高く、柱が少なくても強度が保てるため、大きな開口部や空間が必要な場合に採用されています。
 他方、木造よりも重量がありますので、基礎や地盤が強固である必要がありますし、部材の費用も高くなるため、必然的に建築費も高くなります。

3 鉄筋コンクリート造(RC造、SRC造)
 鉄筋コンクリート造は、柱や壁、床に鉄筋を組んで、コンクリートを流し込んだ構造のことであり、2種類の工法が存在します。鉄筋は引張力(引っ張る力)には強いが、熱には弱く、コンクリートは熱には強いが、引張力には弱い性質があります。両者を組み合わせることで、短所を補う工法になっています。
 ①鉄筋コンクリート造(RC造)
 鉄骨を使わず、鉄筋を組んだ型枠に、コンクリートを流し込むことで建築します。耐火性、耐久性に優れているという特徴があります。
 ②鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC造)
 鉄骨の柱の周りに鉄筋を組み、コンクリートを流し込むことで建築します。ビルや高層マンションなどの大規模建築物を建築する際に適しています。

 こうしてみていくと、どのような用途で建物を利用するかによって、構造、工法も変わっていきます。法定耐用年数も木造(住宅用)は22年なのに対し、RC造やSRC造(住宅用)は47年と年数も変わります。建築費は木造が最も安くなります。高い建築費がかかった場合には、当然のことですが高い家賃でなければ、投下した費用が回収できなくなります。このあたりの基礎知識は押さえながら、計画を立てる方が良いでしょう。

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